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正論なのに説得力のない人ムチャクチャなのに絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術
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| 商品カテゴリ: | 一般教養,雑学,実用知識,学習
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| セールスランク: | 62066 位
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例文が正々堂々としていない
「欠陥があることがわかりやすいように、挙げる例には説得力のほとんどない変な発言・記述を多く使います」
このような姿勢で書かれた例文は、たしかにナンセンス以外の何ものでもありません。
一見正論に見えるが実は詭弁。そういう類の例文でなければ、
「詭弁」を読み解く術は磨かれないと思います。
「変な発言・記述」をわざわざ「詭弁」と解釈する必要はありません。
とてもオーソドックスな内容
冒頭、著者はちょこっと「論理」の解説をしています。いわく、「論理が正しい」ということと「説得力がある」は違う、とのこと。
「彼女は魅力的だ。だから彼女は魅力的」というのは純然たる演繹で、論理は正しい。でも説得力はない。
かたや「彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ」には説得力があるように聞こえます。これは、説得力の秘密が「ほんの少しの論理の飛躍」だからです。三段論法で書くと、次のようになります。
(1)彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。
(2)独特なものがあれば、他のどれよりもすぐれている。
(3)だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ。
この三段論法の(2)を省略するとなんとなく説得力があるように聞こえますが、よく考えると、(2)は正しくありません。
説得力のある言葉は、実は論理的に正しくないことがある。だから開き直って「詭弁」術と呼ぼう、というのが本書のスタートです。
「詭弁」というと悪い印象がありますから、本のタイトルとしては一風変わっています。でも書いていることは、発言に説得力を持たせる方法ですので、とてもオーソドックスな内容ですね。
ちょっとおもしろかったのが、日本人はレトリックの名人、ということ。
日本人は問答法というレトリックをよく使います。「現代の女性が○○なのはなぜであろうか。それは**だからである」という書き方です。
ところが英語圏では小論文を書くときには「現代の女性が○○なのは、**だからである」と書け、と教育されるそうなのです。「自分で答えるための疑問文を書くな」という教えが徹底しているとのこと。
「論理」って西洋のものなんですねー。
上手な議論のために
詭弁が体系的に扱われていて、教科書のような平易な学術書といった雰囲気がある面白い本です。 詭弁に聞こえる発言は下手な詭弁、という立場で書かれています。上手に論ずるとはどんなことか。それが見えてくる本で、この本を読んだ人は歴然とした詭弁を使わなくなるでしょう。新聞や雑誌にあふれている議論が下手な議論ばかりであることがわかるようになる本です。
日本実業出版社
最強の反論力―言われっぱなしの自分を変える究極の知的防御法 絶対困らない議論の方法―なぜ、「へ理屈」が大切なのか (知的生きかた文庫) 論理的に説得する方法―納得させてYESを引き出す 論理思考力を鍛える本―問題演習 論理的に話す方法―説得力が倍増する実践トレーニング (PHP文庫)
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